On The Road

−なんでも欲しがるクレクレタコラ(相変わらず意味不明)−

PILOT カスタム742 FA

買っちゃいました。フォルカン。

私にしては欲しいと思ってから実際に買うまで結構空きました。

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動機はYouTubeで見たライティングの動画です。

YouTubeで「フォルカン」と検索すれば似たようなのがたくさんヒットするので、いちいちリンクは貼りませんが、目標はその辺。

小学生の頃、押入れの中で見つけたタイプライターと独習本。何に惹かれて始めたのかはもう覚えていませんが、とにかく一生懸命練習していた事だけは覚えています。

その頃はワープロもパソコンもまだない時代でしたが、おかげを持ちましてキーボード入力なら同世代の中でなら負けない自信がありました。

そんな状況の中、ワープロソフトも段々賢くなってきて、手書きよりもキーボード打った方が速いと思い始めたところで私のライティングは止まってしまいました。

書いていないからライティングの筋肉が衰えたのか、長く書くとすぐ疲れるし、考えに手がついてこないので崩した字になるし。

そんな訳で、私の書く字は子供たちからも汚いと言われ、メモで部下に指示をすれば間違って読まれるようになってしまいました。

こんな私に万年筆って全然必要ないんじゃない?と思われがちですが、さにあらず。

実際、実用的でない事は確かなので、そのような向きには使っていませんが、万年筆を持つとゆっくりと丁寧に書くんですよね。そう、私にとっての万年筆は習字道具。

簡単なメモをとる事もあるにはあるのですが、万年筆でする事の大半はかきとり。

持ち歩いているメモ帳は、色分け分類しているのでボールペンから抜けられないし、もう本当にひたすらかきとり。

で、フォルカンを買うに至ったのですが、インクフローが多いせいか滲む滲む。手持ちの紙で滲まないのはロディアだけでした。

その後、筆圧軽めにすっと書く練習をして、大分滲みも少なくなってきましたが、まだまだ先は長そうです。

しかし、早々に字を書くことを止めてしまった私が、字を書くことを楽しむ道具を欲しくなるなんて、若い頃には想像もしていませんでしたよ。